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春節に日本を旅行する中国人観光客 「モノ消費」から「コト消費」へ

2019-02-14 09:24

中国の旅行サイト・携程旅游が発表した「2019春節の海外旅行消費と人気ランキング」によると、春節(旧正月、今年は2月5日)期間中に人気となった海外旅行先で、日本は2位の座を守った。近年、日本を訪問する中国人観光客の消費は、「モノ消費」から、体験を重視する「コト消費」へと変化している。また、大都市だけでなく、地方都市を訪問する中国人観光客も増加し、春節に日本へ行ってスキーを楽しむ中国人観光客も増加している。日本の華字紙「中文導報」が報じた。

18年の訪日中国人観光客が史上最多の延べ838万人に

近年、中国の消費者の関心は徐々に「モノ消費」から「コト消費」へ移っており、モノ消費への支出は3年連続で減少となっている。中国人観光客の消費は一層理性的になってきており、数年前のように家電製品を「爆買い」する人は減っている。一方、安くて高品質の日用品や消耗品を買う人は増加している。

訪日外国人観光客は日本の文化に大きな関心を示し、テーマ旅行や文化旅行が中国人観光客、特に女性客に大人気となっている。女性に人気となっているのは日本料理や茶道、華道などで、その他、蔦屋書店や鳩居堂、伊東屋など、文化的ムードが漂う場所が中国人観光客の間で絶対に行っておきたい場所となっている。また、相撲観戦やお祭りなども、一部の中国人観光客の間で人気になり、「じっくり体験型旅行」や「グルメ旅行」がトレンドとなっている。

もちろん、中国人観光客の間では依然として「ショッピング」が消費に占める割合が一番大きい。商機に敏感な日本の大都市のショッピングセンターやドラックストアはモバイル決済が好きな中国人観光客に合わせて、支付宝(アリペイ)や微信支付(WeChatペイ)などを導入している。春節商戦ではモバイル決済が起爆剤となった。

ある旅行社は、「春節期間中、観光客は多く、1ヶ月で5団体を受け入れた。中国人観光客は西安、青島、貴州、雲南、浙江から来ており、購買力は非常に高かった。春節期間に訪日した団体客には2パターンあり、1つは会社の社員旅行でレジャーがメイン。もう一つは家族旅行で、貴重な春節の休みを利用して、家族と一緒に日本の風情を楽しんだ」と説明した。

ローカル地域をじっくり旅行が人気に

携程のツアー旅行とフリーツアーの注文統計によると、最も人気の旅行先トップ10は上から順にタイ、日本、香港地区、インドネシア、ベトナム、シンガポール、マレーシア、台北、カンボジア、フィリピンで、東南アジアや日本が依然として人気だった。

中国人観光客は、徐々に日本の大都市から、地方都市にも足を運ぶようになってきている。例えば、愛知県の焼き物の街・常滑市の観光協会によると、8年前、同市を訪問する外国人観光客はわずか350人だったものの、2018年には5500人に達した。そのほとんどが中国人で、陶器の招き猫が人気商品だという。

日本メディアの報道によると、中国などの国が春節の連休に入り、関西には多くの外国人観光客が訪れ、現地は春節特需に沸いている。百貨店はスマホで精算し、税金の払い戻しも受けることができるシステムを導入し、飲料メーカーは缶入りカクテルをPRし、スキー場はお得なリフト券などを販売するなど、各業界が中国人観光客の争奪戦を繰り広げている。

春節に日本でスキーがトレンドに

これまでの単純な「爆買い」と違い、近年は、現地の文化体験が中国人観光客に人気となっており、春節に日本に行ってスキーをするという中国人も増加している。

今月9日夜、岩手県のスキー場・安比高原では、春節花火イベントが行われ、カラフルな花火が真っ白なゲレンデに輝き、観客からは大きな歓声が上がった。ホテル1000部屋以上が全部予約済みとなり、中国各地からやって来た中国人が安比高原に集まった。

日本はバブル崩壊後、少子高齢化、人口減少という問題に直面しているのを背景に、スキー客も減少の一途をたどっている。ある統計によると、1990年代前半のピーク時と比べると、スキー客は約4割に減った。しかし、ここ数年は、スキーが盛んな欧米からの客のほか、初心者の多い中国からの客も増加している。

一人でも多くのスキーヤーにパウダー天国の安比高原に便利に来てもらおうと、春節前、中国東方航空は上海-花巻便を就航させた。同直行便開通後、上海から安比高原まで、わずか4時間で行けるようになった。

浙江省から来た男性・劉さんは、「スキーヤーの友人らにとっても安比高原の雪はあこがれの雪。今回は上海-花巻便に乗って来た。安比に5日間泊まり、毎日、スノーシューやスキーを楽しんだ。観光地を足早に巡るより、一つの場所に何日か滞在して、じっくりと現地を楽しむほうがいい。こうした旅行のほうが、心地よく、本当の意味でのバケーションになる」と話した。(編集:呉双)

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